2014年4月20日日曜日

南アフリカ:サルダーニャ・ベイ教区主教が800キロに渡る教区を徒歩で横断

サルダーニャ・ベイ教区のラファエル・ヘス主教が教区内の6つの地区を全て徒歩で回る巡礼を行っています。3月5日、灰の水曜日に歩き始めた主教一行は、イースター主日の4月20日に南アとナミビアの国境近くに到着する予定とのことです。巡礼の様子をリポートしているデヴィッド・ミルズ参事司祭は、この巡礼は主教一行に、教区内に住む人々について非常に多くの事を知る機会を与える幸運な旅となっていると報告しています。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/saldanha-bay-bishop-makes-good-strides-on-800km-pilgrimage.aspx

中央アフリカ聖公会が大学設立へ

中央アフリカ聖公会は、ジンバブエの首都ハラレの南西に位置するチトゥンギザに、1億2000万ドルを投じて大学を設立する計画を発表しました。ハラレ教区のガンディヤ主教は、「成長著しく、多くの中等教育機関が位置するチトゥンギザに大学を設立することは意義深いことです」と語っています。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/zimbabwe-anglicans-to-build-$120m-university.aspx

エリザベス女王とローマ教皇フランシスコが会談

エリザベス女王がローマを訪問し、ローマ教皇にバッキンガム宮殿で採れた蜂蜜や別荘のあるバルモラルのスコッチを贈りました。教皇からは女王のひ孫であるジョージ王子に、聖エドワードの十字紋様で飾られたラピスラズリの宝珠が贈られました。「生後8ヶ月の彼も、もう少し大きくなれば大変喜ぶことでしょう」と女王はコメントしています。

http://www.churchtimes.co.uk/articles/2014/4-april/news/world/queen-meets-pope-over-a-whisky

ロック界のレジェンドがチャリティライブに登場

ロック界のレジェンドがチャリティライブに登場
レッド・ツェッペリンのロバート・プラントらイギリス・バーミンガム出身のミュージシャンがコッツウォルズの教会でチャリティライブを行い、チルドレンズソサエティなどのNPOへの寄付を募りました。リンク先でライブの一部の映像を見ることができます。

http://www.birminghammail.co.uk/news/midlands-news/video-robert-plant-stevie-winwood-6929390

ソロモン諸島の洪水被害

ソロモン諸島を襲った洪水により、52000人が被災し10000人が避難しており、家屋やインフラにも甚大な被害が出ています。Anglican Board of MissionやAnglican Overseas Aid、Anglican Missions Board、Episcopal Relief & Developmentなどの聖公会諸団体が緊急アピールを行い、資金を募っています。

ニュースソース
http://www.anglicannews.org/news/2014/04/anglican-churches-and-agencies-respond-to-flash-floods-in-the-solomon-islands.aspx

各団体のアピール
http://reliefweb.int/sites/reliefweb.int/files/resources/OCHA_SLB_FlashFloods_Sitrep1_20140507.pdf
http://www.abmission.org/appeals.php/10/solomon-islands-flood-response
http://anglicanoverseasaid.org.au/news/120/69/Flooding-in-Solomon-Islands
http://www.episcopalrelief.org/press-and-resources/press-releases/2014-press-releases/flash-flooding-in-solomon-islands

フィリピンで最も新しい教区の苦闘

2012年、フィリピンでは最も新しいダバオ教区の主教が聖別された一週間後、台風ボーファによって1000人以上の命が失われました。その1年後、2013年11月には台風ハイエンが10000人もの死者を出し、フィリピン史上でも最も甚大な台風被害をもたらしました。成立から1年半のダバオ教区は苦境に立っていますが、同教区のカシミナ主教は、「危機にあっても常に伝道の機会はあるものです。この危機によって我々の教会が定義づけられつつあるとも言えるでしょう」と語っています。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/philippines-mission-in-the-midst-of-crisis.aspx

2014年4月5日土曜日

ラッセル・クロウがカンタベリー大主教を表敬訪問

「ノアの方舟」伝説を描く映画「ノア 約束の舟」のイギリス公開に際し、主演のラッセル・クロウがランベス宮殿を訪問、ウェルビー・カンタベリー大主教と信仰についてしばし語り合ったそうです。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/archbishop-of-canterbury-meets-noah-actor-russell-crowe.aspx

マラウイ聖公会、全政党に選挙中の暴力撲滅を呼びかけ

地方、国会、大統領のトリプル選挙が近く行われるアフリカ南東部のマラウイ共和国ですが、対立陣営同士の衝突により死者も出る事態となっているようです。マラウイ聖公会のマラサ主教はこれに対し、マラウイはひとつであり、平和を壊すことは容易いがこれを取り戻すことがいかに困難かを思い起こすことを、各政党に対して呼びかけています。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/campaign-responsibly-malawi-anglican-church-tells-political-parties.aspx

フィリピンから:廃品を再利用した「エコブリック」で教会を

1.5リットルのペットボトルにプラスチックや発泡スチロールのゴミを詰め込んだものをレンガ(ブリック)のように組み合わせ、壁材として教会を建てる試みを、北ルソン教区のアビブコ主教が信徒に呼びかけていることをAnglican Newsが報じています。自然分解されないゴミの再利用となるうえ、意外に堅牢で200-300年持つ耐久性を有するそうです。

http://www.anglicannews.org/news/2014/04/anglican-parishioners-make-eco-bricks-to-build-churches.aspx

「エコブリック」の詳細(英語)
http://www.ecobricks.org/wp-content/uploads/2014/02/Vision-EcoBrick-Guide-2.1.pdf

プリツカー賞受賞で坂茂氏の「紙の教会」にも注目集まる

建築界のノーベル賞とも言われるプリツカー賞を今年度受賞した坂茂(ばん しげる)氏ですが、2011年の地震で倒壊したニュージーランド聖公会のクライストチャーチ大聖堂代わる臨時の聖堂として、ボール紙製の仮聖堂を無償で設計していることが、受賞を機に改めて話題となっているようです。

http://www.anglicannews.org/news/2014/03/cardboard-cathedral-designer-wins-top-prize.aspx

サザーク大聖堂(ロンドン)で震災犠牲者を記念する礼拝

3月17日にロンドンのサザーク大聖堂で東日本大震災の犠牲者を祈念する礼拝が行われたことをAnglican Newsが伝えています。オルターの階段には200羽の折り鶴が置かれ、東北教区のヨハネ加藤博道主教による説教も行われました。加藤主教は「日本の11教区全てが一丸となって被災者のために行動しました」と語りました。

http://www.anglicannews.org/news/2014/03/japan-earthquake-victims-remembered-at-southwark-cathedral-service.aspx